2/29に更新した記事「Libertyと名付けた衣服」から、
昨今のウイルス騒動に関係するものが5つも続いてしまっております。
今回も同様に今だからこその内容となりますがお付き合いください。
ウイルス騒動により、マスクが市場から消えてもう数ヶ月が経過しました。
徐々に事態が悪化し、
それに伴って多くの企業がマスクの生産をしています。
私たちのようなアパレルブランドが作るマスクもちらほら発表され始めました。
「BISHOOLからは」
このようなマスクを制作しました。
BISHOOLの衣服を縫製して頂いている縫製工場様と共に。
「首から下の人体の凹凸(骨格)しか考えてこなかったから、顔の骨格を考えるのは初めてですね」
なんて話をしながら拘って、サンプル制作を重ねて形にしました。
生地は今年の春にオリジナルで生産した生地。
柄は花柄3色と無地の黒。
素材はポリエステル100%
もちろん、衣服と同様に洗って何度もお使い頂けます。
着けやすさも、伸縮性も、抗菌防臭作用も(おそらく)ありません。
生地/染料の安全性についての確認は機屋/染色工場の方々にとっております。
耳にかける部分に関しては、マスク用のゴムではなく、衣服に用いるテープを採用しました。
若干の伸縮性しかありません。
マスク用のゴムが不足しつつある中で、私たちのマスクにそのゴムを使用する必要は無い、という考えゆえです。
緩くなってしまっては意味が無いため、顔にフィットすることを優先し、耳部分が小さな作りとなっています。
写真のようにかろうじて耳を入れることが出来ます。
身近で最も耳の小さい女性をベースに制作しておりますので、ほとんどの方にとってキツく感じられると思います。
耳たぶまで入れず、耳の上部に引っ掛けるようにお付け頂くことを推奨致します。
BISHOOLのマスクは鼻、口、顎を覆うことが出来る。
ただ、それのみです。
そのため一切、販売は致しません。
衣服をお選び頂いたお客様にお届けする際に、こちらのマスクも同梱させて頂きます。
※[BISHOOL×三輪和也/鳴ル銅鑼]企画アイテムのオーダーを頂いた方にもお届け致します。
今回作ったマスクについて、2点お話させてください。
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①BISHOOLマスクの変わった着け方。
②何故マスクを作って、販売はせず衣服をお選び頂いた方にお届けするのみなのか。
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①BISHOOLマスクの変わった着け方。
変わった着け方、と書いていますが、マスクを作ることを考え始めた時から決めていた、BISHOOLらしい使い方です。
私たちは今までにBISHOOLロゴの入った生地で髪を結ぶスタイリングを撮影してきました。
そういったスタイリングをご覧頂いたお客様より、
BISHOOL紐のお問い合わせを多く頂いております。
しかしながら、商品としていないアイテムのため、一度もお客様にお届け出来ておりません。
この見え方を、今回のマスクを用いて提案させて頂きます。
ざっくりと説明させて頂きます。
マスクの両サイドに紐を通して、
頭からかぶるように通して頂き、
お好みの結び方でまとめて、
完成です。
無地、ロゴ有り、どちらの紐もマスクと共にお届け致します。
紐の長さはお好みでカットしてください。
また、この着け方をして頂くと着脱もスムーズにして頂けます。
外した時に、首にかけておける。
立体マスクですので、一度外しても、鼻にかけるように戻して頂けば簡単に再度着けることが可能です。
マスクをこのようなスタイルで使っている方を見たことありませんが、
一度お試しくださいませ。
BISHOOLの衣服と合わせて頂ければ、意外と美しく馴染むかと思います。
お届けの際、簡単な説明書もお付け致しますので参考にして頂けましたら幸いです。
②何故マスクを作って、販売はせず衣服をお選び頂いた方のみに無償でお届けするのか。
結論は「BISHOOL」の高価な衣服をご購入頂いている方であれば、何度も洗ってお使い頂けると考えているためです。
ウイルス騒動によって、大きな問題となっている「マスク不足」
政治的/医学的な面は全く知識が御座いませんので、棚の上に置かせてください。
アパレル的な側面から見ると、
その問題が生じてしまう原因の一つが、マスクが「使い捨て」であることだと考えています。
今回の新型ウイルスによって、マスクが「毎日着けるもの」という認識になり、
衣食住の「衣」と同等の生活必需品となりました。
「服不足」とはならないのに、「マスク不足」は生じています。
その理由が、衣服は洗って何度も着用するけれど、
マスクが「使い捨て」であることだと結論した時に、
マスクを洗って何度も使う人がどれほどいるのでしょう。
「繰り返し使用可」
と書かれているマスクがウイルス騒動前から世の中に大量にあったけれど、
本当に洗って繰り返し使っていたのでしょうか。
もし、マスクをどこかに置き忘れてしまったら、一度戻って探してみよう。
と考える人がどれほどいたのでしょうか。
また買えばいいか、と切り替える人が大多数であったように感じています。
マスクは使い捨てってずっと幼いことから当たり前のように思っていたから、
やっぱり大人になった今も使い捨てなんでしょう。
マスクが足りない、足りないと報じられているけれど、そこら中に汚れたマスクが忘れられ、捨てられています。
「ずっと使いたい」
「失くしたくない」
そんなマスクがあれば良いんじゃないか。
私たちBISHOOLは上でも綴ったようにマスク素人ですから、
私たちがマスクを作っても日本中で大切にされることはない。
私たちがどれだけクオリティを高めて、拘って作っても、
街中でポケットティッシュの様に配られれば、一度使って捨てられてしまうでしょう。
例え、「繰り返し使用可」とパッケージにプリントされていても。
世の中の99%以上の人にとって、ただのマスク、もしくはそれ以下でしかありません。
ただ、私たちBISHOOLの衣服に価値を感じて、
高価格なのにも関わらずお選び頂いている方々は大切に、
洗って何度も使ってくださると思っています。
その方々が、これから2020年の終わりまでの8ヶ月で、使い捨てマスクを240枚使うのであれば、
そのうちの100個分くらいを、BISHOOLのマスク1つで補って頂けたら嬉しいです。
その消費されなかったマスク100枚が、他の、マスクが必要な方に届くのだから。
今回残りの生地を全て使用して、200個ほど作りました。
200×100=20,000
本当に些細ではありますが、この活動が使い捨てマスク20,000枚の消費を抑える結果となりましたら幸いです。
BISHOOLのマスクは直接、マスクが足りていない方に届けるためではなく、
私たちの衣服をご愛用頂いている方が、使い捨てマスクの消費を抑えることを願ったものです。
私たちの規模/資本力では、お届け出来る範囲が限られてしまいますことをお詫び申し上げます。
少しずつ、マスクを作るブランドが増えている中で、
私たちBISHOOLも流れに乗じることでその円が少しでも大きくなればと考えています。
black×gray
black×white
black×red
black
4種制作しております。
もしご希望のものがありましたらオンラインショップご購入時、
備考欄にご記入くださいませ。
在庫があればご希望のカラーを同梱させて頂きます。
もし、ご希望のカラーでなかった場合は、在庫が無かったんだな、とご了承のほどお願い致します。
※マスクは全てお客様にお届けすることが出来ました。
BISHOOLの衣服をお選び頂きまして誠にありがとう御座います。
今後ともBISHOOLを宜しくお願い位致します。
最後に、マスクを着用したスタイリングを。
少しでも、前向きな気持ちになるきっかけになれたら嬉しいです。