Dear Hakurei – 金羊 –
2024年08月03日

 

 

2023年10月

 

我々BISHOOLの元に一通のメールが届きました。

 

「Hakureiの樫村と申します。愛知県の犬山という地にHakureiという店名でセレクトショップを立ち上げたいと考えております。
そこでどうかお取引のご相談をさせていただきたくご連絡致しました」

 

から始まる文章で、お店のコンセプトや我々BISHOOLへの想いを1500文字程の長文で綴ってくださっていました。

 

 

非常に有難い内容と素敵なお人柄が伝わる文面でしたが、

基本的に人間関係に重きを置いている私たちはメールのみでの判断が出来ず、

お話を進めさせて頂くことなく月日が経過しました。

 

 

 

 

2023年12月

 

 

BISHOOLのアトリエにご来店頂いたお客様。

 

物腰柔らかで、衣服や作り手に対しての真摯な想いを持った素敵な方でした。

 

お話を伺っていると、どうやら犬山でセレクトショップを始めるために準備をしているとのこと。

 

BISHOOLにもメールをくださっていた旨を伺い、

Hakureiの樫村様と認識しました。

 

特に取り扱い店舗を増やす気持ちが無いことを謝罪と共に伝えると、

取り扱いの依頼をするために来たわけじゃないんです、

と優しい表情で衣服をいくつか試着しながら、

2024年3月のオープンに向けて内装工事に追われていることや、

取り扱い予定のブランドについて、

共にお店を開業する相方の宮地さんについてのお話をして下さりました。

 

 

 

 

この日から、Hakureiがどの様なお店になるのかが楽しみで、

インスタグラムのアカウントをチェックする日々が続き、

 

 

2024年1月

 

 

 

 

 

3月2日のオープンが発表され、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スケルトンの状態から徐々にお店としての完成度が高まる過程を拝見し、多くのお客様と共に私も1ファンとしてHakureiの完成を楽しみにしておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OPEN後は1点1点、丁寧に撮影された衣服のお写真に、

我々に頂いたメールの様な真摯な文面が添えられた投稿が日々更新されております。

 

 

 

1ファンとしてインスタグラムの投稿を拝見する日々が流れ、

 

 

2024年5月

 

 

不意にhakureiの樫村さんと宮地さんがBISHOOLアトリエにお越しくださいました。

 

宮地さんとはこの時が初めまして。

 

 

お店の準備段階からずっと見ていたものだから、

お会い出来たことが嬉しくて、

気づけば4~5時間話し込んでしまいました。

 

 

取り扱い云々のお話は一切無しで、

お店をいざ始めた後のお話や、

服屋とは、ブランドとは、といった、

アパレル業界同士らしいお話を重ねて、

お昼過ぎ頃にいらっしゃったのにいつの間にか外が暗くなっておりました。

 

 

様々なお話の中でも、

BISHOOLとして深く共感したお話が

「Hakureiのシンボルマークについて」

 

 

 

 

 

我々BISHOOLのメインテキスタイルである「ウール(羊毛)」を連想させる羊をメインとしたシンボルマーク。

 

右下の「221」は、敬意と感謝の気持ちを示す日本の伝統的作法である「二礼二拍手一礼」から取られた数字列。

 

「これからお会いする皆様、服の作り手、仕立て素材の提供者、素材自体、またそれらに関わるすべての人に対する敬意と感謝を込め、二礼二拍手一礼の意を示しております」

 

とHakureiのお二人は語っています。

 

羊もよく見るとお辞儀をしているように見える様に描かれており、

シンボルマーク全体で「御礼」を表現したデザイン。

 

 

HakureiのHPにて詳細に語られておりますので、是非ご覧くださいませ。

 

「シンボルに込めた想いについて」

 

 

 

 

 

お二人がシンボルマークに込めた想いを、

・衣服そのものや服作りに対して敬う気持ち

・日本人として日本の文化や技術に抱く誇り

と勝手ながらに解釈し、私はその想いに強く惹かれています。

 

 

一番最初の樫村さんのメールでも、

「日本の職人が日本という地で、こだわりを持って作った”想いのある商品”が必要だと感じています」

と綴られておりました。

 

 

 

会話を重ねれば重ねる程、Hakureiのお二人にBISHOOLの衣服を取り扱ってもらえたら、という想いが募ってしまって、

「シンボルマークを用いた衣服を制作し、お届けしても良いですか」

と私の方からお二人に提案をさせて頂きました。

 

 

快くご了承を頂き、

打ち合わせを重ね、つい先日納品を終えました。

 

 

 

 

シンボルマークの表現手法として、

BISHOOLでは初となる金箔プリントを採用しております。

 

何故、金箔プリントにしたのか。

 

それは、

「シンボルに込めた想いについて」

でも綴られております「金羊毛」から。

 

ギリシア神話にて、黄金の羊毛は王位に変えられる程の宝物とされ、一睡もしないドラゴンが護っていると語り継がれています。

 

この神話の根幹にあるのは、「ウール(羊毛)」が遥か昔から黄金と同等の価値を持ち、羊が存在しなければ人間は生きていけない、ということ。

 

我々BISHOOLにとっての「ウール(羊毛)」はそれほどに重要なものであるというメッセージと、Hakureiのお二人の想いから金箔プリントでの表現に至りました。

 

 

 

 

今回制作したのは3型のカットソー。

 

 

 

 

 

 

過去に制作したカタチの中から、

シンボルマークとの相性を考え抽出した3型です。

 

今回のプリントシリーズはHakureiのお二方へのオープン祝いとして、金箔プリント分のお値段は加えず、無地のお値段と同様の価格に設定致しました。

 

 

Hakureiのシンボルマークのデザインを好んで頂ける方や、

意味に共感して頂ける方にお選び頂けましたら幸いです。

 

8/3(Sat)よりHakurei ONLINE STOREにて、

8/4(Sun)よりHakurei 店頭にて販売開始予定です。

 

 

Hakurei ONLINE STORE

 

 

改めまして、

樫村さん 宮地さん

OPENおめでとうございます。

 

今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

BISHOOL/ビシュール

 

ZIP : 460-0012
2F 3-27-14
Chiyoda Nakaku Nagoya Aichi,Jpn

MAIL:info@bishool.com

OPEN : 13:00-20:00
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